伝えるお仕事、ときどきインドネシア語

伝えるお仕事として、広報企画・制作・集計を出版社での経験をもとに手掛けている岡山市在住41歳。就労移行支援事業所で、特に精神障がいをお持ちの方の就職活動と伝える力をつける支援、企業へ障がい者雇用の橋渡しに携わる。大学時代にインドネシア・バリに1年間滞在、ときどきインドネシア語のお手伝いも。ヒトの成長・変化の観察レポートもときどき。

仕事を辞めてしばらくたって、また働きたいけど、とってもとっても勇気がいるからためらってしまう!!

様々な理由で仕事を辞めてしまう人がいる。辞めざるを得なかったり、辞めたくなってしまったり、辞めたくないけど続けられない状況になったり…。

生きていればいろんなことが起こるから、「仕事を辞める」という選択肢が浮上してくることだってありうる。

 

誰もが怠けたいわけではない。できれば自立していたいし、社会のなにか役立っている場にいたいだろうし、目立たなくたって活躍できる・必要とされる場があってほしいし、いろんないろんな思いがある。

 

今週は就労移行支援を利用してみようかな、と考えて来られた方にお会いした。世の中でそれほど普及していないから、実際に見て・聞いてみることをおススメしている。来られた方には動機や働くことへの気持ちを一通りお話ししていただいている。私はその人の想い、ひっかかっていること、困難と感じていることのツボをさがしながら話をきく。

 

しばらく(人によって3年か20年か、まちまちだけど)はたらいて、事情があって辞めて、間があいて再び働こうとすると、とってもとっても勇気がいるからためらってしまう。働きたい気持ちはあるのに、失敗する恐れやしんどい思いがフラッシュバックするとか、ともかくしんどい!新しいステージに行くために、ものすごくエネルギーが必要。

 

どうやってそんなエネルギーをひねり出すのか?本人の意欲と、人の助けを借りて、掛け合わせて高めていくのがいいなって現在は思う。一人で全部やらなきゃかっこ悪いなんて、思わなくていい。人の力を借りた方が、手っ取り早いことってたっくさんある。

 

自分の状態や過去のことを話すだけでもしんどいし。働きたい意欲PRとか、仕事で求められる自己PRなんて、自信がなさ過ぎてしんどいってのもよくわかる。できることは何?って質問されると、尻込みして逃げ去りたいくらい、「ない」って答えてしまうわけです。でも、じっくり振返ってみれば「できること」ってある、PRのやり方も言い方次第なわけで。

 

そんなこんなで、ブランクあって、また働くための始動は、勇気がいる。どうかそんな気持ちの人がいること、あたたかく見守ってあげてほしいです。