伝えるお仕事、ときどきインドネシア語

伝えるお仕事として、広報企画・制作・集計を出版社での経験をもとに手掛けている岡山市在住41歳。就労移行支援事業所で、特に精神障がいをお持ちの方の就職活動と伝える力をつける支援、企業へ障がい者雇用の橋渡しに携わる。大学時代にインドネシア・バリに1年間滞在、ときどきインドネシア語のお手伝いも。ヒトの成長・変化の観察レポートもときどき。

フルタイムではたらきたい、カラダがもたないから困難、めずらしくない。

はたらきたい、収入を得たい、家の外で必要とされる場がほしい、社会復帰したい。

はたらきたい気持ちは人それぞれ。健康に生活できる範囲内ではたらけるのが一番いい。

 

とはいえ、求人検索をすると、やってみたい仕事は条件が合わないことがしばしばある。資格、経験の問題ではなく、時間が長すぎるという場合だ。

週5日・トータル40時間もはたらくのは難しいっていう人、かなりいる。フルタイム・正社員だとそのくらい求められるのだけれど、カラダ・気持ちが持たない人って実はめずらしくないかもしれない。この頃よくそう思う。

 

20代で肝炎発症、入院を経て服薬しながら生活ができる。でも困りごとは疲れやすい、自覚症状はない。難病指定でもない、障がい者でもない、配慮を申し出るとさぼりたい人みたいになってしまう。我慢してしまう、いざというときからだが辛くて思うように動かなくなる。そうすると休まざるをえない、休みが続くと申し訳ない、いつ来るかわからなくなるとシフトが組めない、辞めざるをえなくなる…

 

わたしの妹のことだ。カラダはつらくても、繁忙期は出たいし店のことはしっかりやりたい、休まなければカラダはどんどんつらくなる、いざという時休もうとしたら誰も交替できず休めない…。こういうことは、めずらしくないと思う。

 

カラダ・気持ちの不調を申し出ると、さぼりたい人、弱気な人、やる気ない人みたいな、ネガティブな人にならざるを得ないなんて。そりゃ言えないよなあ。もっとおおらかになって、受け入れてほしいこと、いっぱいある。

 

そもそもフルタイムの条件、時間が長すぎる。そんなにはたらける人、今の日本にどのくらいいるんだろう?そんなに長時間はたらかないと、ダメなの?フルタイムだって、日中ぼんやりして何がはかどったかわからん人、いっぱいいるじゃない。会議だっていうけど、座ってるだけの人だっていーっぱいいるのを知っている(笑)

 

カラダ・気持ちに不調が伴う人について、はたらきやすくなるように、働く時間の柔軟性を持たせる、世の中の人がもっとおおらかになることを推奨したい。