伝えるお仕事、ときどきインドネシア語

伝えるお仕事として、広報企画・制作・集計を出版社での経験をもとに手掛けている岡山市在住41歳。就労移行支援事業所で、特に精神障がいをお持ちの方の就職活動と伝える力をつける支援、企業へ障がい者雇用の橋渡しに携わる。大学時代にインドネシア・バリに1年間滞在、ときどきインドネシア語のお手伝いも。ヒトの成長・変化の観察レポートもときどき。

歴史を知り、成り立ちに感謝する。

視覚障がい者の方が当事者として、学校で授業をされるという場に同席した。

初めて聞くこと、なんとなく聞いていたことの詳細など、

聴講して「はっ」とすることがたくさんあった。

さすが!とうならせるトピックがしっかりそろっていた。

 

その中でも、感動したのは、

現在当然のようにあるものの歴史。

どうやって生まれたか、スタートしたか、

そして苦難の時期を経て現在にいたったのか。

知れば知るほどに、いとおしく、ありがたく感じられる。

 

点字ブロック岡山市発祥で51年目、

点字はフランスのルイ・ブライユの発案で約200年、

などなど、意外と最近なんだ!長いんだ!とか知ると、

とにかくワクワクする。

 

ブラインドサッカーは1970年代スタートとされ、

日本に入ってきたのは2000年過ぎて韓国から。

たった20年足らずで、それなりに知名度のあるパラスポーツに成長している。

関わってきた人、成長させた人がいるから、

現在の形があるんだなと尊く思える。

 

今当たり前にある物事の歴史、成り立ちを知ることで、

現在それらをつかえる・楽しめることにとても感激し、感謝できる。

伝統や歴史を無批判に継承するだけなのは懐疑的だが、

振り返ってみて変遷してないことはめずらしく、

時代ごとの風潮・影響を受けてきた。

 

 

歴史を知るっていうことは、感謝するということに近しい。

既存のものごとに視点を変えて感謝することと言える。

 

 

 

察してくださいって委ねる、どういうつもり!?

「おねがいしまーす!」ってふわっと依頼される。

依頼されてから、

具体的に何をするの?

どうしたいの?

これ、私がどこまでやればいいの?

こちらから提案して議論しなくちゃならないこと、よくある、よくある。

 

 

議論できればいいものの、

そんな機会すらなく、

ふわーっと依頼されることってよくある。

 

こちらのペースでできるのはいいんだけれど、

あまりに委ねられちゃうと困る。

 

障がい有無を問わず、誰でも該当する。

 

どういうつもり!?ってお尋ねしていると、

結局のところ、「どうしたいかわからない」ということがある。

「よくわからんから、お願いしたい」と丸投げもしばしば。

 

うーん、ある程度考えてからお願いしてほしい。

考えることを放棄して、お願いするのは相手に失礼。

考えずに、察してください!って委ねるのは、

検討不足で稚拙なこと。

しっかり自分なりに考えてから、

委ねるなり、相談するなりしてほしいな。

 

考えて人に伝えること、挑戦してほしいな。

 

 

配慮が必要って、具体的に何をすればいいのかちゃんと提示しようよ。

就労移行支援の活動のなかで、

配慮がないと働けない!

配慮してもらえたらできそう!

っていっぱい聞くんだけど、

それで、何に気をつけたらいいかは本人はわからないって言われる。

 

察してくださいってこと?

うーん、それじゃわからん。

仕事する仲間に何もかも委ねて、

教えてくださいってお任せするのは、

そりゃ負担がでかいわ。

 

特に見た目にわからない障がいは、

自分から提示していけたら、いいなって思う。

フツーだと期待されて、

あれ?何か変?できないの?って

指摘されて、できないレッテル貼られちゃうとそりゃ不利だ。

 

だから自分の取り扱い説明書、必要!!

 

できないレッテル、本人に直接言うなら、

できないってことがわかる。

もっとつらいのは、

本人に言わず、できない人扱いすること。

それじゃ本人はわからないし、

知らないうちに避けられてしまう。

残念ながら日本ではそんなこと、日常茶飯事のようにある。

 

はじめに自分の取説を紹介できるように、自分を知る、自分の説明をできるように準備をしていけたらなぁ。

 

できないことばかりじゃない、

すぐできなくたって時間かけてできる、

やり方や工夫しだいでできるようになる!

アジア・パラ大会開幕 in INDONESIA

2018年10月6日、アジア・パラ大会が開幕する。

ジャカルタがメイン会場だ。

きっとものすごく盛り上がっているのだろう。

 

インドネシア後進国とか発展途上国だと思っている日本人、

早くその思考は改めた方がいいとアドバイスしたい。

 

購買力は抜群にあって成長継続中、

人口もそうか継続中、

緩慢ながらも人のエネルギーもある、

地下資源のホントのエネルギーも豊富。

 

過去に女性の大統領を選出しているし、

視覚障がいがある大統領が就任していた時期もある。

っていうのは、日本に比べても圧倒的にすごい。

もちろん偏見はまだたくさんあるけれど、チャレンジしてる国だと思う。

 

海外視察だといって教育使節団が来ると、

校長集団のうち2/3くらいは女性のことがよくある。

女性が管理職、業種によってはかなり進んでいる。

1-2週間の視察にも職場・家を空けて出てこられるってすごい。

とにかくフレキシブルだ。

 

いつもこの国の人たち、心から受け入れたいと思う。

日本のこと、とても尊重して愛してくれているから。

日本の課題、この国に相談したら改善するんじゃないか?って思う。

そのくらい様々な面で先進国なのだ。

 

Asian Para Games 2018 - The Inspiring Spirit and Energy of Asia

はたらくことは、生きることを彩る。

週末から就職して正式に働くことになった方がいる。

本人、ご家族、そしてもわたしもとってもうれしい!

 

就職活動中は自信がなさそうで、

頼りなさそうに見えることもあったけれど、

実習して生き生きとし始め、

終わることにはぐったりではなくって、

やりきった輝きがみえた。

 

無事に就職が決まり、よかった。

 

すきな調理の仕事、数年ぶりに再会だという。

包丁を研いで、しっかり切れるようにと準備に余念がない。

道具を整える時間はあっという間、

心が落ちついてとても好きな時間だという。

 

以前のやらされ感のある仕事は長ーく感じたのに、

好きな仕事なら、苦にならず、

朝もすっと起きて職場に行けて、

長くても頑張っていられる。

 

すごいな、はたらくこと。

この人、はたらくことで、生きることを彩っている。

かすんでた、色あせていた何かを、

ささっと潤して、彩っている。

これからが楽しみだ!!!

祈る。

インドネシア、スラウェシ中部、パルで地震津波による災害が起こっている。

救出されていない人がいる、

地域の建物は倒壊している、

がれきだらけになった街、

海岸沿いは建物の基礎だけになっている、

インフラはダメージを受けている、

支援物資は行き届かずいら立っている人たち、

店からモノを略奪している人たち、

立ち尽くして泣いている人たち…

 

日本人を兄弟だと言ってくれたインドネシアの友達。

一時も早く復旧し、

立ち上がれることを祈る。

祈る。祈る。祈る。

 

 

 

大好きな私の岡山へ来て!って堂々と言える!?

 生まれ育ったまち、生活しているまち、

あなたは愛していますか!?

 

自分の国、日本を愛していますか?

 

即答できない日本人は結構多いようだ。

これからもっとよく知って、好きになって、ありがたさを実感して愛せたらいいなと思う。

 

愛していない理由として、

田舎だから、●●がない、考え方が古い…

というようなコメントが多い。

じゃああなたが変えれば、いいんじゃないか?

文句は言うけど、どうするつもりもないのはつまらない。

 

別の地域の人にたまに来てもらうと、

客観的にいいコメントをもらえることがある。

思い切って招待して聞いてみるといい。

 

それから、来てくれても案内する場所がないっていう人もいる。

その人はご案内した経験がないから、

おもてなしする心がないからめんどくさい、

まちのことに無関心すぎるから、

特殊なものを求めすぎているから

…という言い訳もある。

 

今あるものをありのままに伝えれば、十分喜ばれる。

素材はなんであれ、やはり本人の気持ちが9割なのだ。

 

・岡山は街中にも緑が多く、ゆったり歩ける。

・地元産の野菜・魚、新鮮な食材がそろっている。

・ブドウ、モモ、黄ニラ、サワラ…瀬戸内の温暖な気候の賜物!

 

わざわざ全国1位じゃなくても、知名度がどうであれ、

わたしたち岡山人がいいと思うものが魅力。

大好きな私の岡山に遊びに来てください!!