伝えるお仕事、ときどきインドネシア語

伝えるお仕事として、広報企画・制作・集計を出版社での経験をもとに手掛けている岡山市在住41歳。就労移行支援事業所で、特に精神障がいをお持ちの方の就職活動と伝える力をつける支援、企業へ障がい者雇用の橋渡しに携わる。大学時代にインドネシア・バリに1年間滞在、ときどきインドネシア語のお手伝いも。ヒトの成長・変化の観察レポートもときどき。

障がい者になったばかりの人、配慮してほしいことについて問われると答えに戸惑うことがある。

生まれたときから、物心つく前から

障がいがあることがわかって生きてきた人もいれば、

事故・病気や後天的な何らかの影響で人生の途中で変化があって

障がい者手帳を取得する人もいる。

 

特にこの後天的な障がい者の場合、

それまでの自分との違い、社会での受け入れられ方の違いなど、

とにかく様々な環境変化を内面的にも社会的にも経験することになる。

乗り超えられるといえばいいのか、

納得いくというのか、

自分なりのポジションや受け答えが定まるまで、

相当な苦労がある。

 

人生のどこかで、

どうしても向き合わないといけないんだろう。

 

先日、障がい者手帳を取得して間もない方が、

就職の面接に行き、配慮してほしいことを質問されていた。

実は障がい者としての社会経験、キャリアがほとんどないので、

なかなかひねり出せず、考え込んでいた。

あれこれすぐ思いつく人は言い出せばいいと思う、

そうでもなければ気が付いたら都度提言してもいいだろう、

特別扱いされたくない人だっているし、

障がいのことや病気のことを安易に知られたくないってこともあるし。

 

障がい者だから配慮しましょう、というのは、

まあ、かつてに比べると進歩した考え方だと思う。

 

障がい者じゃなくても、

職場で困っている人、

ストレスフルな同僚、

気持ちを病んでいる同僚、

いつもダメ出しばかりされている同僚、

隣で今日は元気なさそうな同僚にだって、

同じように気遣って声掛けしようという発想になればいいのにね。