伝えるお仕事、ときどきインドネシア語

伝えるお仕事として、広報企画・制作・集計を出版社での経験をもとに手掛けている岡山市在住41歳。就労移行支援事業所で、特に精神障がいをお持ちの方の就職活動と伝える力をつける支援、企業へ障がい者雇用の橋渡しに携わる。大学時代にインドネシア・バリに1年間滞在、ときどきインドネシア語のお手伝いも。ヒトの成長・変化の観察レポートもときどき。

故人の所有物を整理、日が経つと変わること。

祖母が亡くなり、祖母の部屋のモノを片付けている。

葬儀の翌週あたりは、心身が疲れてなかなか進まなかった。着手するのもなんだか億劫なのだ。とにかくモノが多いのと、どうしていいか目途が立たない。

 

4週間、およそ1か月近くたつと、不思議なもので、判断がつけやすくなっていた。一人だと進めにくいが、母と私の二人で「まあいいかー」「どうするー?」「妹が使うかもよ」とか、あれこれ話し合いながらやると早くなった。

 

ありがたく使わせていただくものもあれば、もう使い古しているから感謝して処分するものも多い。すぐ判断つかなくて、タンスに入れたままのモノも多いのだけれど…。

 

日が経つにつれて、潔さが出て、整理が進むようになった。途方に暮れていた数日前がうそみたいだ。

 

やっぱり持ち物は少ないに限る。死ぬときに持っていけないというのは本当であるし、たくさん残しておいても整理する人に負担がかかるのだ。あー、こういうことなのかなと思う。不要なものばかりではないけれど。家族とはいえ他人の物に着手するのはなかなかしんどいし、想いがあれこれ交差して、難しいものだ。