故人の所有物を整理、日が経つと変わること。
祖母が亡くなり、祖母の部屋のモノを片付けている。
葬儀の翌週あたりは、心身が疲れてなかなか進まなかった。着手するのもなんだか億劫なのだ。とにかくモノが多いのと、どうしていいか目途が立たない。
4週間、およそ1か月近くたつと、不思議なもので、判断がつけやすくなっていた。一人だと進めにくいが、母と私の二人で「まあいいかー」「どうするー?」「妹が使うかもよ」とか、あれこれ話し合いながらやると早くなった。
ありがたく使わせていただくものもあれば、もう使い古しているから感謝して処分するものも多い。すぐ判断つかなくて、タンスに入れたままのモノも多いのだけれど…。
日が経つにつれて、潔さが出て、整理が進むようになった。途方に暮れていた数日前がうそみたいだ。
やっぱり持ち物は少ないに限る。死ぬときに持っていけないというのは本当であるし、たくさん残しておいても整理する人に負担がかかるのだ。あー、こういうことなのかなと思う。不要なものばかりではないけれど。家族とはいえ他人の物に着手するのはなかなかしんどいし、想いがあれこれ交差して、難しいものだ。