はなしを深堀りする。引き出せるその人の想いがある。
久しぶりに。いろいろなネタをあたためつつ、春が近づいています。
定番のコメントしか言わない人、いますよね。
定型の感想を言えば、その場はやり過ごせるっていう人もいます。
優等生っぽい返答をして、伝えたつもりになれる人も。
聞いている側は、それではあまり真意は伝わっていません。
無難にやり過ごそうとしている、ということがキャッチできます(笑)
「今日はためになりました。勉強になりました。」
なんなの、「ため」って!?
それで、なにが・どのあたりが「勉強」になったんよ?
って毎回つっこむんだけど、そこで黙る人は多数……
つまり、自分がめだたないことを考えて、
本来掘り下げて考えることをしていない、避けている。
そうしちゃうと、自分の意見はないままだし、
考えようともしないでスルーしていっちゃう。
意見もなければ意志も意欲もなくなっていくわけです。
(言い過ぎかもしれないけど、あながち外れていないと思う)
聞く側はそれをみこして、深堀りしてやる必要があるんだよね。
つくづくそう思う。
ちょっとした問いかけ、投げかけで十分だと思う。
「あなたの「ためになった」って、どういうことかおしえて」
「いちばん「ためになった」っていうこと、聞かせて」
「「ためになった」は、あなたの言葉でいうと、なに?」
「ためになることがあってよかったね、それで、どんなことに役立つの?」
で、すぐには答えないと思う。
だから、しばらく沈黙をこらえることもコツだと思う。
聞く側があれこれ言いすぎない。ヒントを与えすぎない。
一言目が出てきたら、うんうん、とうなづいて聞く姿勢。
そうすれば少しずつその人らしい言葉が、想いが出てくるだろう。
もちろん出づらい人、出てこない日だってある。
ありきたりのこたえでおしまいにせず、深堀してみる、辛抱して待ってみる、そうすればきっとその人の想いを少しずつ引き出せる。