「わからない」とすぐに言っちゃうクセ
就職活動をがんばっている就労移行支援利用者の方。
あれこれ試行錯誤しつつ、
やりすぎないように支援するのが日々の私のしごと。
利用者の方に複数名、
「わからない」
とすぐに言っちゃうクセの人がいる。
一人じゃなくて複数名。
自分自身の長所・短所、
志望する仕事の分野、
希望する勤務時間・場所、
これまでの病歴・症状の特長、
配慮をお願いしたいこと…
とくに、障がいをお持ちの方は、
自分の「障がい」の部分をある程度説明する必要がある。
見た目にわからない、精神障がいは誤解・思い込みが多いので、
自分自身からひらいていくことが大切だと思っている。
私だって以前は知らなかったから…
それ以外のことで、就職活動をする、
仕事の実習をする段階になると、説明が求められる。
全部察してもらうなんて、難しいし、
かえって誤解されてしまう。
それにしてもなぜ、「わからない」とすぐ言ってしまうのだろう?
自分のことを内省しないのか。
自分のことを客観視できないのか。
説明したいけれど、言葉がわからない・足りないのか。
→→確かにそういう場合は、補っていくと、だんだんできるようになる。
伝えたいけれど、相手が聞いていないからか。
伝えたけれど、相手が否定したことがあるからか。
言えば却下される、マイナスになる経験をしたからか。
→→これは世の中で、人に興味を持って聞く姿勢が足りないからではないか?と思う。
もっと目の前の人の話すことを、ちゃんと聞いてほしい。
私が私が!!って自己主張して、相手を踏みにじることをしていないか、
しっかり反省してほしい。
話している途中で割り込んで、不愉快な思いをさせないでほしい。
ちょっとした相手への配慮、
それは人の話を最後までしっかり聞くこと。
そうすれば、「わからない」のクセ、減るんじゃないかな。
と期待している。